24時間風呂って何?24時間風呂はユニットバスでも使えるの?
お風呂に入りたいと思っていても、掃除をしてお湯を張るのが面倒だなと思った事はないでしょうか。そんな時に便利なのが24時間風呂です。
24時間風呂というのは、その名の通り24時間いつでもお風呂に入ることができます。
非常に便利なのですが、24時間風呂についてご存知でない方も多くいます。
さらに設置したいと思っても「自分の家のお風呂に設置できるのか?」といった疑問が湧きますよね。
そこで今回は
- 24時間風呂をユニットバスに設置できるのか?
- 24時間風呂にするメリットとデメリット
- 24時間風呂を選ぶ際のポイント
の情報についてまとめました。
24時間風呂とは?
24時間風呂というのは、浴槽のお湯をろ過・循環させ、フィルター部で髪の毛などのゴミを除去し、設置した機械の内部でお湯の殺菌処理を行うことで常に清浄なお湯に保ち、24時間いつでもお風呂に入れるようにする機械のことです。
24時間風呂はユニットバスに設置できるのか?
24時間風呂はユニットバスに設置できるのか?という疑問ですが、答えは商品によって異なります。
中には設置が難しい商品や複雑な設定を行う商品もあり、設置に手間取ってしまったり、専門の業者に依頼する必要が出てくるなど、設置にあたっては思わぬアクシデントに見舞われることがあります。
購入前に、設置についてはきちんと情報収集をしておく必要がありそうです。
各ご家庭ごとに利用している浴槽のタイプが異なりますので、調べて使えそうだと思っていても、いざ設置しようとした際に上手くいかないといったこともあるようです。ですので、商品と浴槽の種類の組み合わせによって決まるため、一概に「絶対設置できます!」と言えないのが難しいところですね。
最もおすすめの方法は、専門の業者に事前の下見や設置場所の確認をしてもらった上で購入するのが良いでしょう。
専門のスタッフであればお風呂に入る際のことを考えた配線や設置場所を検討してくれるため、後々設置場所を変えたいといった後悔にもつながりにくいかと思います。
設置にあたってサービススタッフが設置を行なってくれる場合、無料で下見から設置まで行なってくれる商品もあれば、費用がかかる商品もありますので是非チェックしておきましょう。
24時間風呂にするメリット
24時間風呂にすることでどのようなメリットとデメリットが発生してしまうのか、ここではそんな疑問について紹介をしていきます。24時間風呂にするメリットは5つあります。まずはそんなメリットについて解説をさせていただきます。
節水効果がある
24時間風呂にする1つ目のメリットは節水効果があるという点です。24時間風呂の仕組みは毎分15リットルから50リットルのお湯を循環させることで、フィルターにより風呂の中にある汚れを綺麗に取り除き、常に綺麗な状態に保つことができます。
そのため、新しくお湯を出す必要がないため、一度お湯を張ってしまえば、それ以外の浴槽に使っていた水を使うことがなくなります。なのでかなり節水効果があります。
毎日のお風呂掃除が必要ない
2つ目のメリットは毎日のお風呂掃除が必要ない点です。月に1度や数週間に1度洗っていただくことで快適にご利用いただけます。
24時間風呂にすることでお湯を全て捨てて掃除する必要がなくなります。常にお湯を張っている状態になるため、面倒だと思っていた風呂掃除が必要なくなります。
必要なタイミングは機械によって異なりますが、概ねお湯を入れ替えるタイミングだけになるので風呂掃除の頻度をかなり少なくすることができます。
いつでも入浴できる
3つ目のメリットはいつでも入浴できる点です。仕事や遊びから帰ってきた後に風呂に入らなきゃいけないと考えるとシャワーで済ませようと考える人も多いと思います。ですが、そういう考えを24時間風呂にすることで無くすことができます。
また運動をした後など、身体が汚れている時は風呂に入った後にお湯が汚れていて新しくお湯を張らなければいけないことがありますが、そういうこともなくなります。
誰が入っても綺麗に保てる
4つ目のメリットは誰が入っても清潔に保つことができる点です。最初に風呂に入ると綺麗で温かい状態で入ることができますが、時間が経ってしまうと風呂のお湯がぬるくなってしまって、新しくお湯を入れなければいけなくなります。
また人数が多くなれば風呂が汚れてしまうことも少なくありません。24時間風呂では常に水を循環させているだけではなく、適温に保ってくれるため、最後に風呂に入っても綺麗な状態を保つことができます。
災害時に強い
5つ目のメリットは災害時に強い点です。災害が発生した時にほとんどの家庭で「断水」が発生してしまい、水が使えない状態になります。ですが、24時間風呂であれば貯蓄している水が常に綺麗な状態で保つことができるため、入浴だけでなくトイレの流水やそれ以外にも使うことができます。
また風呂に入りたくても入れないという心配がなくなるのもポイントです。
24時間風呂にするデメリット
一方で24時間風呂にすることで発生するデメリットも3つあります。24時間風呂にすると良いメリットが多いですが、気を付けなければいけない点もあるので注意をしてください。
レジオネラ菌対策が必要
24時間風呂で最も注意しなければいけないデメリットが「レジオネラ菌」の発生です。レジオネラ菌というのは、感染することで肺炎を引き起こしてしまいます。レジオネラ肺炎は頭痛や筋肉痛、高熱を発生させてしまいます。また症状が悪化してしまうと最悪死に至ることもあるので、注意しなければいけません。
綺麗に保つなどちゃんとした使い方をしていれば発生することはありませんが、フィルターの交換を忘れていたり、メーカーの販売が終了したことでメーカーのフィルターが手に入らず使えなくなることもあるので注意しなければいけません。
電気代が必要
24時間風呂を綺麗に保つためには常に電気代がかかります。電気代は1日200円から300円程度と負担がかからない金額となっていますが、性能によって異なる部分もあるので事前に確認する必要があります。
また浴槽のサイズにあってない商品を購入してしまうと、浴槽の水がきちんと循環されずに汚れが溜まってしまうこともあるので気を付けてください。
定期的にメンテナンスを行う必要がある
レジオネラ菌が発生してしまう原因はメンテナンスを怠ってしまうことがほとんどです。そのため、定期的にメンテナンスを行う必要があります。メンテナンスはプロに任せることも安心です。自分で行いたい方はフィルターの交換品を用意しておくことで交換することができる製品もありますが、長くても1年に1回は交換対応するようにしてください。
24時間風呂のユニットバスを選ぶ際のポイント
24時間風呂の商品を選ぶ際のポイントは
- 殺菌性能
- 省エネ機能
- サポート体制
この3つが揃っているかが重要です。間違った商品の選び方をしてしまうと後悔につながりかねないのでご注意ください。
殺菌性能
24時間風呂は「レジオネラ菌」の対策が一番重要です。そのため、殺菌性能が高いメーカーを選ぶようにしてください。今販売されているほとんどのメーカーは殺菌機能が搭載されていますが、性能によって異なるので事前に確認することも大切です。
省エネ機能
省エネ機能は長く使う上では重要になります。電気代がかかる場合でも安く済む分には安い方がお得です。使っていない間の省エネ機能がきちんと搭載されているかを確認するようにしてください。機能によっては使ってない間の電気代を安く抑えるように設計されていることもあります。
サポート体制
一番大切なポイントはサポート体制です。24時間風呂が故障してしまった場合でも、直ぐに修理してもらうことができるのか、メンテナンス時に業者に依頼できるのか、きちんとしたメーカーを探すようにしてください。
まとめ
この記事では24時間風呂の費用やメリットデメリットについて紹介しました。24時間風呂を購入したいけど、どっちが良いんだろうと考えている人は年間の電気代を確認してみてください。
水の入れ替えをする必要がなくなるので、年間320杯分の節約ができると言われていますので是非チェックしてみてくださいね。