24時間風呂の修理にかかるコストはどれくらい?買い替えや衛生管理の方法をレクチャー
24時間風呂とは、自動的に浄化・循環・保温を行ってくれるお風呂のことで、24時間いつでも清潔なお風呂に入ることができます。
浴槽を掃除する手間やお湯を溜める手間が省け、いつでも温かいお風呂に入れるのが大きな魅力でしょう。
長年使い続けてきた24時間お風呂には、修理・メンテナンスが必要になります。
でも実際にどれくらいお金がかかるか不安ですよね。
そこで、本記事では
- 24時間風呂の修理にかかるコスト
- 24時間風呂のメンテナンス、対応方法
- 24時間風呂を買い替える方法
- 24時間風呂の管理方法
などについて調べてみたので、ぜひご覧ください!
24時間風呂の修理にかかるコスト
24時間風呂を修理・メンテナンスする際にかかるコストは、下記の通りです。
機種 | 出張料※1 | 技術工科※2 | 部品代※3 | 管路洗浄代※4 |
家庭用室内機種 | 5,500〜22,000円 | 6,600〜11,000円 | 別途加算 | 4,400円 |
家庭用屋外機種 | 5,500〜22,000円 | 6,600〜11,000円 | 別途加算 | 6,600円 |
(価格は全て税込)
引用元:ジャノメの24時間お風呂HP
https://www.janome.co.jp/bath/repair/
※1.地域によって費用が異なります。
※2.修理の難易度によって変わります(6,600円、8,800円、11,000円)。
※3.主要部品の部品代は以下の通りです。
循環ポンプ:21,450円
制御基盤:19,800〜23,100円
画面表示基盤:11,000〜28,600円
電解生成装置:16,500〜19,800円
流路切替え用バルブ:12,100円
※4.必要に応じて行います。
24時間風呂は定期的なメンテナンスを怠ってしまうと、本来あるはずの清浄化機能や殺菌機能がうまく働かなくなります。
清浄化機能や殺菌機能が低下すると、水質が悪化して菌が繁殖してしまうので、注意が必要です。
よって、24時間風呂を長く使っていく上で、定期的なメンテナンスは必要不可欠と言えるでしょう。
24時間風呂のメンテナンス・対応方法
製品によってメンテナンス方法は異なるので、製品の説明書をよく読み、製品に合ったメンテナンスを行うことが大切です。
しかし、自分でできる範囲のメンテナンスであれば良いですが、
- 内部フィルターの交換
- 殺菌灯などの内部部品の交換
- 各種不具合(お湯の出が良くない等)
といった症状は消耗品や技術が必要なので、プロに任せることをおすすめします。
内部フィルターの交換
日々行うメンテナンスに加えて、年に1〜2回はメーカーにメンテナンスしてもらいましょう。
殺菌灯や内部フィルター交換であれば、インターネットに交換手順が紹介されているので、ご自分でできる方もいると思います。
ただし、適切な方法で交換できているか素人が判断するのは難しく、万が一しっかりと交換できていない場合は危険な状況になりかねません。
なぜなら、本来得られるはずの清浄機能や殺菌機能が発揮されず、最悪の場合健康被害につながる可能性が高いからです。
少しでも取り付けや交換に不安が残る方は、メーカーサポートに問い合わせしてプロに見てもらうことをおすすめします。
殺菌灯などの内部部品の交換
機器内部のメンテナンスとなる「内部フィルター交換」や「殺菌灯の交換」は、使用期限が切れていることに気づかず、そのまま使用してしまうケースがあります。
パッと見たところキレイなお湯だったとしても、実は清浄機能や殺菌機能が働いておらず、汚くなっている可能性も高いです。
自分で方法を調べても分からない、自分でできる自信がないという方は、サポートセンターにメンテナンスを依頼しましょう。
各種不具合(お湯の出が良くない等)
フィルターの目詰まりや機器内部の不具合により、お湯の出方が悪い場合が出てきます。
フィルター洗浄や内部洗浄機能を活用しても改善しないときは、プロのメンテナンスにお任せしましょう。
構造があまり分かっていない状態でメンテナンスを行っても、かえって状況が悪くなる場合もあります。
修理費がより高額になってしまっては、元も子もありませんよね。
24時間風呂を買い替える方法
24時間風呂を買い替える方法としては、
- 自分で試してみる(難しい場合が多い)
- 購入したメーカーに問い合わせる
の2つです。
自分で試すこともできますが、機械や組み立てがあまり得意ではない人には難しいので、プロに任せた方が安心でしょう。
購入したメーカーで対応してもらえるか、事前に確認しておくと安心です。
自分で試してみる
24時間風呂がすでに取り付けてあり、同じメーカーの製品で交換する場合は特に複雑な工事が必要ないので、比較的取り付けやすくなっています。
しかし、シリコンホース(お湯の排出や吸い上げに使用する)の長さや位置調整を行うために、切ったり繋げたりと工夫が必要となります。
その他にも力仕事が必要なので、主婦や女性の方だと苦労してしまうでしょう。
購入したメーカーに問い合わせ
「あまり機械関係に詳しくない…」
「力仕事は苦手…」
という方は、迷わずプロに任せましょう!
購入後のアフターサービスを利用することで、取り付け方法の提案や実際の取り付けまで行ってくれます。
商品そのものに関する問い合わせから、部品・消耗品等の注文まで受け付けているメーカーもあるので、なるべく手厚いサービスを実施しているメーカーを選びましょう。
買い替え頻度は約7〜10年
買い替えの頻度は、おおよそ7〜10年と言われています。
修理に関してはメーカー保証に入っていますが、中にはメーカーのサポート期間が終了している、メーカー自体がなくなっている、という場合もあるので注意が必要です。
設置してくれたメーカーがなくなった場合は、修理・メンテナンスを主体としている企業があるので、そちらにお願いしてみましょう。
24時間風呂の管理方法
24時間風呂は循環式浴槽なので、毎分15〜50リットル程度循環し、髪の毛などのゴミを除去してくれます。
お湯を清潔に保つ機能がある24時間風呂でも、適切な管理を怠ると、浴槽水の中でレジオネラ属菌が繁殖する場合があります。
そこで、下記の2つの方法を行いましょう。
- 定期的に水を交換する
- ヘアキャッチャー、ろ過機内部を清掃する
定期的に水を交換する
24時間風呂では、入浴で汚れた浴槽水が保温された状態で循環するので、レジオネラ属菌や微生物が発生しやすいです。
よって、安全に使用するためにも、1週間〜1ヶ月に1回は水を入れ替えることをおすすめします。
ヘアキャッチャー、ろ過機内部を清掃する
レジオネラ属菌は、ヘアキャッチャーやろ過機内部、配管途中などの水が溜まりやすい場所で発生しやすいと考えられています。
色々な微生物が溜まった結果、ぬめりを形成してレジオネラ属菌が繁殖してしまう、というわけです。
よって、ぬめりが付着しないようにろ過機やろ過材を清掃するようにしましょう。
メンテナンスの頻度に関しては、各メーカーに問い合わせて確認することをおすすめします。
まとめ
今回の記事では、24時間風呂にかかるコストや、買い替えの方法などについてご紹介してきました。
日頃の大変な家事から解放され、さらにお金の面でも節約できるのが24時間風呂の魅力ですが、完全に信用してしまうのは危険です。
こまめなメンテナンスはもちろんですが、不安なことがあればメーカーサポートへ連絡し、相談することも大切です。
清潔に保たれるよう工夫されていますが、定期的なお水の交換は必要なので、正しい使い方で快適に入浴いただければと思います。