「24時間風呂」ってどんな機械?仕組みからメリット・デメリットをご紹介
あなたは、24時間風呂というものをご存じでしょうか。
24時間風呂というのは、その名の通りで24時間いつでも風呂に入れるようにできるシステムや機械の総称のことです。具体的には自宅の浴槽にいつも通り、浴槽にお湯を張っておけば、24時間いつでもお風呂には入れる状態にしてくれるとうことです。
24時間風呂の仕組みとは、自宅取り付けるタイプの場合、汚くなった浴槽のお湯を機械のフィルターを介して、ゴミや髪の毛などを取り除き、常に循環させてくれます。それにより、浴槽のお湯をキレイな状態に保ってくれます。さらに、加熱システムによってお湯の温度もいつでも入れる状態を保ってくれるので、24時間風呂と言われているのです。
また、製造している会社によって、製品に使われている、ろ過材がセラミックス材だったり、天然の石を使っていたり、ろ過するためにろ材の表面の生物膜を利用することによって湯船のお湯の有機物を分解してろ過できるものもあります。
24時間風呂のメリット
ここでは24時間風呂のメリットについて、見ていきます。
メリットはたくさんあるのですが、厳選して5つほど紹介していきます。
- 面倒なお風呂掃除が不要
- 24時間いつでも入れるお風呂が実現
- 不測事態にも対応可能
- 節水に繋がる
- 常にキレイな風呂には入れる
これが24時間風呂のメリットです。
それぞれのメリットについては下記のトピックスにて詳しく解説していきます。
面倒な風呂掃除が不要
普通、お風呂の前後にお風呂掃除は欠かせませんが、24時風呂を導入したらその面倒な作業が不要になります。そもそも上記でも解説したとおり、24時間風呂では常に湯船にお湯が張っている状態なので、掃除しようとしてもできないと思います。
また、24時間風呂ではろ過機能が搭載されているので浴槽や湯船のお湯は循環し、常時キレイな状態が保たれています。よって、面倒なお風呂掃除は1ヶ月で約1回にまで減らすことができるので、圧倒的に家事が楽になります。
24時間お風呂を使ってしまうと、面倒なお風呂層から解放されるので、24時間風呂から抜け出せなく人も多いです。
24時間いつでも入れるお風呂が実現
あなたも「家族と入浴時間が被ってしまう。仕事から帰ってきてすぐにお風呂に入りたい。朝風呂をしたい。」と思ったことはありませんか。それらを24時間風呂は実現してくれます。
通常のガスによるお湯張りでもやろうと思えばできるのですが、暖かくなるまでに時間がかかる上に、とんでもない料金のガス代がかかってしまいます。
不測事態にも対応可能
24時間風呂というものは不測の事態にも対応してくれます。例えば突然断水になり、蛇口から水が出なくなってしまったとしたら、生活用水がなくなってしまいます。その場合、普通スーパーやコンビニに水を買いに行かなければなりません。
しかし、24時間風呂があれば、風呂に入ることができる上に、ろ過機能によって浴槽のお湯は常にキレイな状態に保たれているので、トイレに流す水だったり、生活用水だったりとさまざまなものに応用することができます。
節水に繋がる
24時間風呂はいわば、風呂の水をリサイクルしているので、節水にも繋がります。
メーカーによって差はありますが、平均的に24時間風呂は浴槽のお湯を1分間に15~50リットル程度を循環させており、フィルターでゴミや髪の毛を取り除くので、安心してお風呂には入れます。
よって、普通なら家族全員のお風呂が終わったら浴槽の蓋を開けて、お湯を抜かなければなりませんが、その必要はありません。また、排水しないので大幅な節水にも繋がるのです。
常にキレイな風呂には入れる
家族で生活していると一番風呂の人は良いのですが、後になればなるほど湯船のお湯が緩くなってきます。しかし、24時間風呂だとそんなことはなくずっと温かいうえに湯船も清潔に保たれています。
24時間風呂が常に浴槽のお湯を循環させているので、キレイな状態でキープされている上にお湯も常に温かいので、入ったとき湯船が温くなっているということはありません。
24時間風呂のデメリット
どんなものにもメリットがあれば、デメリットはあります。
そこで、ここでは24時間風呂のデメリットについて3つほど紹介していきます。
- 電気代がかかってしまう
- フィルターの交換と機械のメンテナンスが必要
- レジオネラ菌の繁殖?
以上がデメリットになります。
詳しくは下記のトピックスでそれぞれ解説していきます。
電気代がかかってしまう
24時間風呂が入れるようになるということは、同時に24時間その機械が作動していることになります。このときに機械を動かすために電力を消費するので、電気代からは逃れられません。
しかし、最近の24時間風呂には少ない電力で稼働できるものもあり、中には24時間あたり、約200円で使えるものもあるので、とんでもない料金の電気代がかかるわけではありません。
しかし、消費電力が小さい事ばかりにフォーカスして、よく見ずに買ってしまうと、湯船の正常化の機能が弱かったり、サイズが合わない、温度が保てなかったりということがあるので、買うときにはその製品の特徴を全体的に見ることをおすすめします。
フィルターの交換と機械のメンテナンスが必要
24時間風呂を長く使うためには、機械のメンテナンスが大切です。
24時間風呂の仕組みを言ったとおり、湯船のお湯を循環させるためはフィルター交換がとても大切です。
フィルター交換などのメンテナンスは会社によっては、自分自身で注文し、取り寄せ、交換までしないといけないものもあれば、配送から交換まですべてプロがやってくれるものもあるので、買う前に調べておくと良いでしょう。
レジオネラ菌が繁殖?
24時間風呂を利用する上で、レジオネラ菌には特に注意が必要です。しかし、レジオネラ菌の対策もご紹介していきます。
そもそもレジオネラ菌というものは、自然界に存在する菌で、感染してしまうとレジオネラ症やレジオネラ肺炎になってしまい、頭痛、発熱、倦怠感などを引き起こします。
それぞれの製品に定められているメンテナンスの基準をきちんと守って、正しく使っていれば大丈夫ですが、近年、24時間風呂も減ってきているので、販売やサポートが終わっているメーカーもあるので、新しく買う際にはチェックしておくと良いでしょう。
買うときに注意するポイント
新規に24時間風呂を買おうと思っている人にここだけは抑えておいてほしいポイントを3つほど紹介します。
- 低電力で使えるか
- アフターケアの充実度
- 洗浄力の高さ
24時間風呂を買う際にはこの3つのポイントを抑えておけば、基本的には外すことはありません。
低電力で使えるか
低電力で使えるかというのは省エネの機能があるかどうかです。
何を使うにしても安いに越したことがないので、省エネの機能があるものを選ぶと良いのですが、省エネの機能にフォーカスにしすぎると欠陥品を買ってしまうこともあるので注意してください。
アフターサポートの充実度
アフターサポートはとても大切です。
不足の事態に対して、問い合わせてもなかなか連絡が来なかったらどうすることもできません。なので、買う前には24時間風呂が壊れてしまったときやメンテナンスについてきちんと対応してくれる会社を選ぶことをおすすめします。
洗浄力の高さ
24時間風呂において、レジオネラ菌の脅威はさきほども説明したとおり、危険なので、殺菌能力の高いものを選ぶことは24時間風呂を利用する上で、とても大切です。
近年では科学技術の進歩で殺菌能力も向上しているので、それぞれの商品の特徴を見て買うことおすすめします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
24時間風呂を聞いたことがないという人も多かったのではないでしょうか。しかし、今回の記事で24時間風呂のメリット・デメリットを中心に解説してきて、少しは分かっていただけたら幸いです。