24時間風呂にはどんな機械が使われている?
24時間風呂に興味を持って、設置を考えている人もいるでしょうが、どのような機械が使われているか不思議に思ったことはありませんか。24時間お風呂に入れるということは、さぞかし優秀な機械が備わっているのでしょうが、どんな機械でしょうか。
今回は、その点にスポットを当てて、24時間風呂の特徴に迫ってみます。
24時間風呂とは?
まずは、24時間風呂とは、どんなお風呂なのかを確認しておきましょう。
24時間風呂は、いつでも温かいお湯が浴槽に満ち、快適な入浴ができるお風呂のこと。お湯が冷めることがありません。
そのため、入浴のための準備が必要なく、お風呂を沸かす手間が省けます。
衛生面でも工夫がされています。ろ過装置や除菌装置が組み込まれ、清潔な状態をキープ。湯船にお湯が入ったままだと、やがて汚れたりにおいが出たりするのではと不安にもなるでしょうが、24時間風呂に備わったろ過装置や除菌装置が働いて、キレイなお湯のまま入浴できます。
24時間風呂に備わっている機械
24時間風呂に備わっている機械は各メーカーの各商品のタイプごとに違う部分もありますが、ここでは共通する機械について説明しましょう。次のような機械が備わっています。
- ろ過装置
- 殺菌装置
- 保温装置
- ポンプ
- 節電装置
- 安全装置
それぞれの機械の特徴を見てみましょう。
ろ過装置
24時間風呂のろ過装置は、いつでもキレイなお湯をキープできるように、汚れや濁り、においなどを取り除く機械。お湯を細かな孔が開いたろ過装置用のろ過材に通すことで、見えるごみ、見えないごみなどを取っていきます。
ろ過材の種類は、セラミック、活性炭、繊維状のフィルター、天然の石や砂などいろいろあります。
24時間風呂のろ過装置そのものを交換することはあまりありませんが、ろ過材は定期的な交換が必要です。
殺菌装置
24時間風呂の利用にあたって課題になるのが、レジオネラ属菌などの細菌除去。レジオネラ属菌を含んだお湯を誤って飲んで、気管に入ってしまうと、レジオネラ症という疾患が起きることがあります。レジオネラ肺炎やポンティアック熱などの症状を伴う疾患です。
このような事態をできるだけ避けるために、24時間風呂には殺菌装置という機械が取付られています。オゾン、紫外線、イオン、高温加熱、塩素、光触媒などを使った殺菌装置です。
殺菌剤でレジオネラ属菌などに対応することもありますが、機械としての殺菌装置のほうがより効果を生み出しやすくなっています。
保温装置
24時間風呂にはいつでも温かなお湯がいっぱいですが、その温度を維持するためには、加熱・保温装置という機械が必要になってきます。
保温装置にはヒーターなどが使われ、電気で稼働するようになっています。これで朝でも昼でも夕方でも夜でも深夜でも、準備なしで入浴ができるのです。
ポンプ
24時間風呂にはポンプがついていて、これでお湯を循環させます。強力ポンプにより、ジェット水流が出るものもあります。また、ポンプの熱を保温に利用するタイプもあり、そのようなタイプなら節電が可能です。
節電装置
24時間風呂に節電装置がついていることがあります。24時間風呂の機械は電気で動くので、電気代がかかりますが、その電気代を節約できるようになったタイプがあるのです。
例えば、「バスポカEXeco」の場合、エコモードを搭載し、入浴時のみ保温するエコ運転と入浴時間以外は低い温度でエコ運転する機能を備えています。
熱効率の優れた直接加熱省エネヒーターを使ったり、ポンプの熱をお湯の保温に還元利用にしたりするタイプもあります。深夜電力を使用するものもあります。
全ての24時間風呂に節電装置がついているわけではありませんが、節電機能に優れたタイプを選べば、経済的に利用ができますね。
安全装置
24時間風呂の機械は電気を使い、キレイな温かいお湯を出してくれるのですが、機械である以上、危険性がないわけではありません。そこで重要になってくるのが、どのような安全装置が組み込まれているか。安全装置がしっかりしているタイプなら、危険性をできる限り回避して、安全に使えます。
安全装置にはいろいろな種類がありますが、例えば次のような装置がついていると、安心して24時間風呂の機械を使用できるでしょう。
- ポンプ空転防止装置
- ヒーター空だき防止装置
- 漏電防止装置
- 温度制御装置
- ヒーター空焚き防止装置
- 過電流防止装置
- 転倒安全装置
このほかにも、各メーカー、各商品で独自の安全装置を設けている場合があります。24時間風呂の商品選びをする際は、どのような安全装置がついているかもチェックしておきたいところです。
優秀な機械がついている24時間風呂は?
24時間風呂に備わっている機械を見てみましたが、その精度や機能は各商品ごとに違います。そこでここでは、優秀な機械がついている24時間風呂をいくつか紹介しましょう。
バスポカEXeco
「バスポカEXeco」は優秀な機械がついている24時間風呂。
まず、ろ過装置は大容量で業界トップクラス。4つの層で構成され、汚れや濁りはもちろん、ニオイまでもとらえ、快適でキレイなお湯を実現しています。
殺菌装置も優れています。65度の高温殺菌機能が搭載されていて、30分高温の湯を本体内に循環させて、レジオネラ属菌は確実に殺菌。ろ過装置内部は24時間照射の紫外線殺菌灯で殺菌します。光触媒も使い、浴水の細菌や汚れも分解します。
ろ過材と紫外線殺菌灯の交換はサポートに依頼することで専門のスタッフが行ってくれるので、自分でお手入れする必要はありません。
保守点検機能も搭載。修理や点検が必要になったときは、操作パネルにエラー表示が出て、時期をお知らせします。その際には、本社フリーダイヤルか、担当スタッフまでご連絡ください。
バスポカEXecoの詳しい商品情報はこちら
節約宣言
「節約宣言」にも優秀な機械が搭載されています。特に名称が示す「節約」という点で役に立つ機械が多いです。
熱効率の優れた直接加熱の500W型省エネヒーターを搭載し、ポンプの熱をお湯の保温に還元利用する節電構造を採用し、電気代の節約が可能になりました。公式サイトによると、一般品に比べて、電気代が年間2万円以上も軽減されるそうです。
超コンパクトなのに、ハイパワーポンプを搭載しているのが「節約宣言」。お湯を浄化するための循環水量は1分間に25lで、一般的なモノより50%強力かつ迅速に浄化します。
新開発の「銀イオンフィルター」も搭載し、強力浄化・抗菌。少量でも浄化・抗菌機能はとても優れています。
節約宣言の詳しい商品情報はこちら
コロナホームジュニアi
「コロナホームジュニアi」も優秀な機械が搭載された24時間風呂。
除菌方法はダブルシステムになっていて、紫外線照射と光触媒で行います。浄化をするのはろ過セラミックスによるバイオの力。人から出る汚れを炭酸ガスや水に変えます。紫外線ランプの交換時期については交換ランプで表示されます。
浴水保温温度設定が可能。身体に適した温度37~45℃に設定ができ、暖かめやぬるめにもできます。
通常と静音運転の切り替えもできます。静音運転なら、音が静かになるだけでなく、節電もできますからお得です。
コロナホームジュニアiの詳しい商品情報はこちら
24時間風呂に使われている機械を理解しよう!
今回は、24時間風呂に使われている機械に注目してみました。
24時間風呂にはいろいろな機械が搭載されていて、いつでも温かくキレイなお湯で入浴できるようになっています。利用する人は機械の詳しい構造まで理解する必要はありませんが、どんな機械なのかといった知識くらいは持っていたいもの。
今後の使用でも、その知識が役立つこともあるでしょう。