24時間風呂にかかる電気代っていくら?ガス料金とも比較【2023年最新版】

24時間風呂(家庭用循環式浴槽)の電気代が高いって本当?

  1. 平均的な電気代は1日あたり、、、

    24時間風呂(家庭用循環式浴槽)の平均的な電気代は1日あたり約200円から250円程度となっています。値段の幅が生じるのは湯の設定温度によるもので、高温の設定を行なっている場合、消費電力も増えるため電気代は高額になり、ぬるめの温度で設定を行なっている場合はその分電気代が安くなるためです。
    また、1日に複数回入浴することでも電気代は変動します。入浴によって湯の温度が下がるため、設定温度に戻すまで加熱が必要となり、電気の消費がなされることから、入浴回数が増えることでも電気代は高くなります。
    ちなみに1日2回の入浴をおこなった場合の電気代は300円から350円程度となります。

  2. ガス湯沸しとの比較

    一般的な都市ガスでの湯沸しを行って入浴する場合1日あたり約360円程度となります。(天然ガス料金:193.04円/m3|平均給水温度:15.4℃)
    24時間風呂(家庭用循環式浴槽)でかかる入浴の際の費用と比較した場合100円程度の差が生じるため、月間3000円お得になる計算となる。
    また、都市ガスで1日2回入浴した場合は722円となり、24時間風呂(家庭用循環式浴槽)と比較すると都市ガスの費用が割高となります。
    加えて、節水効果を加えると24時間風呂(家庭用循環式浴槽)が費用面においては、お得であることがわかります。
    ちなみにプロパンガスを使っているご家庭であれば、1回入浴あたりの費用は435円、2回入浴すると870円となります。(LPG料金:597.2円/m3|平均給水温度:15.4℃)
    プロパンガスをお使いのご家庭は、大幅な節約効果が期待できそうですね。

  3. 人数や生活スタイルによって安いか高いかは決まる

    入浴にあたっての費用が安くなるか高くなるかは、1日の入浴回数や頻度になど、毎日の生活スタイルによって異なります。
    例えば、ご家族が4時間以内に全員入浴を済ませるご家庭であれば1日1回の入浴で済ませることが出来るため都市ガスと24時間風呂(家庭用循環式浴槽)でかかる費用は大きな差はありません。
    一方、お子様が夕方に入浴し、食後に両親が入浴するなど、入浴するタイミングが異なるご家庭の場合、追い焚き等を行うこととなるため24時間風呂(家庭用循環式浴槽)がお得になります。

24時間風呂(家庭用循環式浴槽)を選ぶ際のポイント

  1. 省エネ設計がなされた機器を選んでる?

    24時間風呂(家庭用循環式浴槽)を選ぶ際には「省エネ設計」がなされたタイプの製品の導入がおすすめです。
    前の章にて計算いたしましたが、最新の機器ですと1日あたり200円〜250円程度の電気代が一般的な水準となっていますが、すこし昔の機器であれば消費電力が非常に大きい機器やろ過能力の低い機器も多く存在します。
    ですので、節約目的で新たに設置を検討している場合には、まず現在の入浴にどれくらいの費用がかかっているかを把握したうえで、実際に導入した場合に節約効果があるのかどうかを考慮していただく必要があります。

  2. 浴槽のサイズと機器の推奨サイズが間違ってない?

    24時間風呂(家庭用循環式浴槽)は各メーカーの商品ごとに使用可能な浴槽のサイズが設定されています。例えば300リットル位までや400リットル位までなど、それぞれの最大容量が設定されていますので、自宅の浴槽のサイズを確認のうえ最適な機器の選択を行っていただく必要があります。
    対応可能な容量を超えて稼働させた場合に、浴水が正しく循環されず洗浄・浄化がきちんとなされない可能性や温度調整の不具合が生じる恐れがあるため注意が必要です。

  3. 利用する人数は推奨人数の範囲内?

    入浴人数についても機器ごとに推奨されている人数があります。これは機器のもつろ過能力や水の清浄化能力に応じて異なり、機器の性能によって異なっているからです。
    一般的には5人程度の設定がなされているケースが多いですが、コンパクトな形状の機器になりますと、3人という設定や高機能な機器になると7人といった設定がなされています。
    あくまで参考ではありますが、検討する際の判断材料になると思いますので設置する際はチェックしておきましょう。

まとめ

今回は24時間風呂(家庭用循環式浴槽)を利用した際の電気代についてまとめました。24時間風呂(家庭用循環式浴槽)はお湯を常時温かく保温されているため電気代が高くつくのではないかと思っておられる方も多くいらっしゃったと思います。
実際には従来のガスを用いた湯沸しよりも安い金額での入浴が可能となっており、節水も可能となるため節約効果にも大いに期待できます。

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