災害で役立った「24時間風呂バスポカ」のエピソード

この記事では24時間風呂が災害時に役に立った背景やエピソードを一覧にしてまとめております。
現在検討しておられる方は是非ご参考ください。

2021年の地震は2358回

地震のニュースや速報を見ない日が無いのではないかと思うくらい、近年地震が多くなっています。
気象庁が公表するデータによると2021年1月1日から12月18日までの1年間、震度1以上の地震が2,358回も観測されています。
私たちはいつどこで大きな地震が起きてもおかしくないという覚悟をもって、備えや対策をする必要があるのかもしれません。

ライフラインが絶たれると、、、

1995年1月に起こった阪神淡路大震災はまさに未曾有の大災害でした。
多くの家屋や建築物が倒壊し、尊い命が多く失われました。
そうした災害から免れた方々も、食料品や日用品など生活物資の不足で本当に大変な思いをなされたと伺っています。
電気をはじめとするライフラインの復旧修理に時間がかかったことも、状況の困難さに拍車をかけました。
まず電気が復旧し、その後にガスや水道が復旧したとのことですが、完全な復旧までには大変長い時間がかかったようです。
その間飲用水は自衛隊等の支援で供給されましたが、お風呂に入るというのはなかなか難しい状況が続いていました。

300台のバスポカと共に神戸の震災現場へ

私どもは現地の方からそうした困難な状況を伺い、300台の「24時間風呂バスポカ(以下バスポカ)」をトラックに積み福岡本社を出発して、神戸に向かいました。
そして全国各地から集結した三和のサービススタッフが、水道が復旧したお宅や水の確保ができたお宅にバスポカを設置していきました。
これにより多くの方がお風呂に入れるようになり、大変喜んで頂くことができました。

東日本大震災の際にもバスポカは大活躍

2011年の東日本大震災の際は、ご自宅にバスポカを設置している方が、「2リットルのペットボトル2本」持ってお風呂に入りに来るように、ご近所の方に呼びかけたそうです。
入浴が難しい状況の中、お風呂に入ることができると大変喜ばれたと伺いました。
東北地方には多くのバスポカユーザーがいらっしゃいましたので、多くの助け合いの輪が広がったそうです。
※ペットボトルは入浴する際に湯船に浮かべ、中の水が温まりお湯になったら、髪や体を洗い流すのに使ったそうです。すばらしい知恵ですね。

そして2016年の熊本地震のときも同様に、ご近所の方が入浴できるようにお風呂を開放されたバスポカユーザー様がいらっしゃったそうです。
また地震に限らず、台風や水道管破裂等で断水した時でも入浴することができますし、浴槽に貯めたお湯でトイレを流すこともできます。

ユーザーの皆様への感謝の思い

このような災害時・緊急時での24時間風呂の使用方法は、私どももメーカーも最初から想定していたわけではありません。
普通に生活することが困難な状況で、お風呂に入ることができたのは、普段からバスポカをご愛用いただいているユーザー様の工夫と知恵のおかげです。
私どもも大変多くのことを学ばせていただくとともに、多くの方に喜んでいただけたことが本当にありがたいことだと感じています。

いつでも入れるお風呂、災害時にも強いお風呂として、これからも多くのご家庭でバスポカをご愛用いただくことが私達の強い願いです。

 

 

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